第135章バースデーパーティー?行かないよ

「脅しているわけじゃない。ただ事実を述べているだけだ」

ジェームズの口調は淡々としており、その表情には微塵の変化もなかった。

ノーラはあまりの怒りに鼻で笑った。

「へえ、大したものね、私の可愛い息子は」

デイジーは傍らでこの修羅場を見つめながら、内心ほくそ笑んでいた。

ジェームズとノーラがシャーロットのことで言い争えば言い争うほど、デイジーがジェームズの妻の座に就く可能性は高まるのだ。

だが、デイジーは被った猫を脱ぐことなく、立ち上がってジェームズのそばへ歩み寄ると、たしなめるような口調で言った。

「ジェームズ、なんてことを言うの? マーティン夫人は目を覚ましたばかりなのよ。あま...

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